2021.5.19 SELECT コンタクト, メガネ, 度数
その買い方危ないかも!?メガネとコンタクトの度数の違い!
ネットでコンタクトもメガネも購入できる便利な時代ですが、メガネとコンタクトの度数は同じだと思っていませんか?
「コンタクトと同じ度数でメガネ作りたいんです。」と、注文されるお客様が多かったのですが、この作り方はすごく危険です…!
今回はメガネとコンタクトの度数の違いについてのお話です。
この記事の目次
メガネもコンタクトも度数表記の仕方は同じ
近視・乱視度数はマイナスで表記され、遠視の度数はプラスで表記されるというのはメガネもコンタクトも同じです。コンタクトのパッケージやメガネの保証書に記載されている度数を見比べると同じ記号で表されているのがわかります。
それゆえにコンタクトとメガネの度数は同じなんだと勘違いする人が多いです。
メガネとコンタクトの度数の違い
レンズを直接眼に装着するコンタクトと眼から離れた距離にレンズがくるメガネでは矯正方法が異なります。そのため、コンタクトと同じ度数でメガネを作っても見え方は同じにならないのです。
その人の眼によって異なりますが、コンタクトよりメガネの度数の方が高くなる方が多い傾向にあります。
メガネ屋さんでコンタクトの度数は測れない
コンタクトレンズはその人の眼のベースカーブも重要になってきます。また、ドライアイなのかどうかなど眼の状態を確認の上検査をすすめていくので眼科でのみコンタクトの度数測定が可能です。
メガネ屋さんでの測定はあくまでメガネ度数の測定のみ。眼底検査や角膜の状態など詳しい検査は行えませんのでコンタクトを販売しているメガネ屋さんでもコンタクトの度数は測定できません。
ネットでコンタクトを買うときは要注意
安易にメガネと同じ度数で購入してしまうとレンズの矯正効果が十分でない、もしくは強すぎて見え方に重大な影響を及ぼす可能性があります。
適切でない度数をつけ続けていると眼精疲労の原因になり、視力低下につながることもあるので購入の際には眼科で処方箋をもらってから購入するようにしましょう。
買い換えるタイミングで度数の見直しを
メガネ・コンタクトのどちらかを買い換えるタイミングで度数が変更になった場合、もう片方も度数の見直しをしましょう。眼科を受診するのであれば両方度数の変動がないか診てもらうと良いでしょう。
今の見え方で変わりない・問題ないと思っている方も実際に測ってみたら度数が変わっていたということもありますのでぜひメガネ屋さんか眼科で測定してもらいましょう。
購入の際はお店・眼科に持って行こう
基本的にメガネとコンタクトは全く同じ度数にはなりませんが手持ちの度数を参考にするのとしないのとでは使いやすさが変わってきます。
メガネを作成する時もコンタクトを購入するのに眼科に行く時もより使いやすい度数を導くために今使っているメガネ・コンタクトを持参していくのがおすすめです。
今使っているものから左右のバランスや現状の見え方、度数の上がり幅がわかりますので慣れやすいバランス/度数を提供することができるようになります。
まとめ
メガネもコンタクトも誰でも簡単に手に入りやすい世の中ですが、これでいいやと安易に購入してしまうとあなたの眼の健康が脅かされます。わざわざ眼科に行くのは面倒かもしれませんがあなたの大切な眼を守るためにも必ず受診しましょう。