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2021.4.2 BEFORE 似合うメガネ, 選び方

大きいメガネをかけて喜んでいる人

かわいいだけで選ばないで!大きいメガネの落とし穴!

近年、雑誌やインスタグラムで大きいメガネをかけている人を多く目にしますが、実は大きいメガネって慎重に選ばないと大変使いづらいメガネなのです。

大きいメガネ購入を検討している人に向けて、大きいメガネの注意点や落とし穴を記載します。

「かわいい!」だけで選んで後悔しないよう是非参考にしてください。

大きいメガネとは

大きいメガネをかけながら大きいメガネについて教える人

まず、大きいメガネとはいわゆるレンズのサイズがめちゃくちゃ大きいフレームのことです。

かけた時に、自分の顔の縦幅2/3ぐらいの幅をレンズが占めるようなイメージです。

アパレルショップに売っている伊達メガネやプチプラチェーン店で多く見かけます。オーバーサイズのフレームが一時期トレンドとなり、扱うお店が増えたように思えます。

なんで大きいメガネが人気なの?

人気の理由として大きめのメガネをコーディネートに取り入れると、程よく「はずし」て、抜け感を演出してくれます。ファッションでのポイント使いや、あまりメガネメガネした印象や真面目で退屈なイメージを出したくないという理由で選ぶ人も多いです。

どこから始まったのかはわかりませんが、女性が大きめメガネを支持する理由として、「小顔効果」が狙えるという点を挙げている人が多いです。

が、こんなのは全くの嘘。。。言い出した人出てこいやという気持ちです。

要は、顔の面積においてメガネが占める部分を増やして、いかにも顔が小さく見えるような効果を狙ったものでしょうが、実際極端に大きいメガネをかけてもアンバランスな印象が前に出過ぎて違和感が強くなります。

大きいメガネのデメリット

大きいメガネをかけて疲れている人

SNSなどで大きめのメガネをかけている人はたしかにかわいいですよね。度なしで購入する場合であればそこまでデメリットは大きくないのですが、度を入れて実生活で使う時にいくつかデメリットが生じます。それらを考慮して購入しないとすごく不便なメガネに仕上がってしまうかもしれませんよ!

1. レンズを入れた時に重くなる

店頭で試着して「これいいな!」と思っても、それはレンズが仮のもの、デモレンズの状態です。度が高めの方は大きいレンズデザインのフレームを選んでしまうと、レンズを入れた時に重たくなってしまう可能性が高いです。

加えて、レンズの厚みもでやすくなります。レンズが重くなると、前に重心がいってしまってかけている時にズレてきやすくなってしまいます。ズレてきやすくなると共に、鼻への負担が大きく跡が残りやすくなってしまうことも。

もちろん、店頭でかかり具合の調整をすればある程度改善はできるかと思いますが、フレームのサイズによっては、調整でできる範囲にも限界がありますので近視でも遠視でも度数の高い方には大きすぎるメガネはあまりおすすめできません。

2. 度数によっては目がすごく小さく見える

これは近視の方に言えることですが、大きいメガネに度数の高いレンズを入れるとメガネをかけた時に、目が小さくなる効果が大きくなります。これは、レンズの横幅が関係しています。

近視の方はマイナスのレンズを使って視力矯正をしますが、マイナスレンズは中心がもっとも薄く、端にかけて厚みが増していきます。

レンズの中心はあなたの目の瞳孔の位置にくるように作られるので、レンズの横幅が出ると、端の余りが多くなり仕上がりのレンズの厚みもどんどん増すわけです。いわゆる「牛乳瓶の底」のようなレンズの仕上がりです。

コンタクトを外した時用にかわいいからと言って大きめのメガネを購入すると、見栄えも使い勝手も悪いメガネに仕上がりかねないので注意が必要です。

3. 見え方に悪影響を及ぼす可能性が高い

大きめメガネを選んだ場合、2つの点で見え方が損なわれてしまう可能性があります。

① レンズ周辺部の歪み

近視の方も遠視の方もレンズの大きいフレームをかけるとレンズ周辺部の歪みの影響が出やすくなります。

近視の方のマイナスレンズも、遠視の方のプラスレンズもレンズの端にいけばいくほど歪みの生じる部分があります。

もちろん、レンズのグレード(質)によっては歪みが最小限に抑えられる工夫がしてあったりでそういったレンズを選択すれば歪みを感じにくい場合もありますが、「フレーム+レンズで〇〇円」などとセットで打ち出されている3プライスのプチプラメガネを購入する際レンズのグレードを自由に選択したりはできません。

もし、グレードを選択できたとしても「両面非球面で超薄型」などを選ぶとかなりレンズも高額になってきますし、目が小さくなる効果がマシになることはあまり期待できません。

② レンズの重さによりズレることでレンズ焦点が瞳孔位置にきていない

レンズがはまった状態のメガネはレンズの重さで前に重心がきてしまいフィッティングが十分でないとズレてしまいます。

大きいメガネでもフィッティングがしっかりできれば問題ないのですが、フィッティングが十分にできないとなるとメガネがズレた状態で過ごさなければなりません。

ズレた鼻眼鏡の状態だと自分の目のところにレンズの上端の部分がきてしまいます。

こうなってしまうと、レンズの中心から大きくズレた位置を光が通るので、本来処方された正しい度数でものを見ることができなくなってしまいます。これにより眼精疲労や矯正の不十分により見え方が損なわれるなど、あなたの‘視生活’に悪影響を及ぼします。

それでも大きめのメガネをかけたい!という方は

開き直って大きいメガネを選んでいる人

レンズの度が強い方だと正直、度なしで伊達眼鏡+UVカットとしてのメガネで購入されることをおすすめします。

もしくはコンタクトの上からの矯正用として少しだけ度数を入れて作るかです。やはり度が強いと仕上がり・かけた時の見栄えは少し悪くなります。それでも「このメガネがいい!」と惚れ込んだものがあるのであれば…

・フィッティングをきちんとしてくれるお店で購入する(プチプラチェーン店はあまりおすすめできません…)
・テンプル(ツル:耳にかかるところ)が細いものではなく、ある程度しっかりした太さ・素材のものを選ぶ
・店員さんの意見を参考に聞く

と良いでしょう。

まとめ

かけると抜け感が出てかわいい大きめメガネですが、自分の度数やフィッティングによっては使いづらいメガネになってしまいます。

視力矯正用に購入されるかたは、必ず店員さんに度数もふまえた上で相談することをおすすめします!

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