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2021.4.25 BEFORE リーディンググラス, 老眼鏡, 選び方

100均のメガネじゃダメなの?初めての老眼鏡の選び方!

「最近、近くの文字が見えづらい」

「値札を見る時、眉間にシワが寄ってしまう」

「スマホの文字の大きさを大きく設定している」

こういうことはありませんか?

裸眼で過ごしてきた人も、そろそろメガネデビューかもしれません!

今回は老眼鏡についてお話しします!

老眼とは

老眼とは加齢と共に目の中の水晶体の弾力が失われることによって起こるもので、人間なら誰しもがなる老化現象の1つです。元々近視や遠視でメガネをかけている人も、そうでない人も等しく老眼になります。

今まで見えていた近くの文字や物にピントが合わず、ぼやけてしまうのが症状です。一般的には40歳を過ぎてから自覚症状が出てくる人が多いですが、早い人だと30代後半から遅い人だと60歳ぐらいから症状が出ることもあります。

まだ老眼とは思っていない方へ

“老眼鏡”と聞くと、なんだか1ステップ老化が進んだ気持ちになってしまい老眼鏡を作るのを先延ばしにしてしまっている方が多くいらっしゃいます。

「ここまで離せば見えるようになるし。」「最近目が疲れているだけでまだ老眼鏡は早いでしょ。」と思っている方。はっきりと見えないのに少し無理をして過ごしていると、眼精疲労が原因となり見え方がより悪くなってしまうかもしれません。

特に女性の方が老眼鏡を躊躇してしまいがちですが、近くが見えないのに無理に見ようとすると眉間や目尻のシワがつきやすくなってしまいます…。

我慢せずに、おしゃれなデザインで早めに老眼鏡デビューする方が目にとってもお肌にとってもメリットが大きいです。まずはちらっとメガネ屋さんを覗きに行くところから初めてみてください。

ルーペとの違いは?

老眼鏡をかけることによって見たい対象物にピントを合わせて近くが見えるようになります。

最近よく耳にする「ルーペ」は拡大鏡のことで老眼鏡とは異なります。一言で言い換えればメガネ型の虫眼鏡です。ルーペは虫眼鏡と同じ構造なので年齢問わず誰でも使用できますが、長時間使うとかなり目が疲れるので注意が必要です。

使用シーンの違いを例えるなら、針の糸通し。なぜ針に糸を通すのが難しいのかを考えた時、針の穴が小さくて糸を通すのが難しい場合はルーペを使用すると針の穴が大きく拡大されるので作業が容易になります。針の穴にピントが合わずボケてしまって糸が通せない場合にかけるのが老眼鏡です。

老眼鏡の使い方

基本的には、必要な時だけかけます。老眼鏡をかけたままだと、周りの景色つまり遠くのものは見えなくなってしまうのが一般的です。

その人の目の性質によっては遠くがある程度見える場合もありますが、近くを見る用に作られたメガネをずっとかけ続けるのは逆に目に負担をかけてしまうのでおすすめできません。

普段裸眼の人は、近くを見たい時に老眼鏡をかけると格段に近くが見えやすくなります。普段コンタクトをつけている人は、コンタクトの上からかける老眼鏡を作るのがおすすめです。

老眼鏡ってどこで作れるの?

初めて老眼鏡を作る方はまず、メガネ屋さんに行きましょう。

安いチェーン店から高価格なお店まで、どこでも老眼鏡を作ることが可能です。

初めて購入される方は自分に合った度数がわからないと思うので、お店で検眼してもらうもしくは眼科さんで老眼鏡用の処方箋を出してもらってからお店に行きましょう。

全国のメガネ屋さんで眼科さんい処方してもらった度数で作成が可能です。(度数によってはお店に取り扱いがない場合もありますのでまずはお店で処方箋を見てもらいましょう。)

どうやって老眼鏡を作ればいいの?

①メガネ屋さんで度数を測ってもらうor眼科の処方箋を持ってメガネ屋さんに行く

②店員さんに度数を見てもらってフレームデザインに制限がないか確認してもらう

先ほども述べたように、まずはメガネ屋さんへ行きましょう。お店で検眼してもらうもしくは眼科さんの処方箋で度数を見てもらってからフレームを選び始めるのがおすすめです。

というもの、その人の度数によって作成できるフレームサイズが限られる場合もあるからです。

また、眼科さんでもメガネ屋さんでも検眼をする際に必要なことがあります。それは目的距離

ピントを合わせたい距離によって処方する度数も変わってきます。そのメガネをどういう用途に使うのかどのくらいの距離でピントが合うようにしたいのか、これをはっきり伝えないといざメガネが出来上がった時に見え方がすっきりしない・なんだか使いにくいというメガネになりかねません。

「読書用です」だけで終わらせてしまうのではなく、「このくらいの位置で机に手を置いて読みます」など、具体的な普段の生活の様子まで伝えていただけると度数を処方する側も助かります。

どんなフレームがいいの?

老眼鏡はその人の度数や目の位置によっておすすめのフレームは変わってきますが、作成しやすいフレームとしては丸系のボストンやラウンド型のレンズの大きさが小さめのフレームです。

横に長さの出るスクエア型のメガネや大きめのレンズサイズのフレームだと、目の位置にレンズの中心を合わせた時に端の部分が足りなくなってしまう可能性があります。

そうなってしまうとそもそも作成できなくなる、ぎりぎり作成できたとしてもレンズがはずれやすい・壊れやすくなる可能性が高くなりますのでレンズが少し小さめで横幅の出にくい丸系の形が作りやすいかと思います。

もちろん度数によってはスクエア型でも作成可能ですので店員さんに自分の希望も伝えた上で相談してみましょう。

100均や既製の老眼鏡じゃだめなの?

よく100均や雑貨屋さんで「+1.00」などと表記された既製の老眼鏡も見かけます。表記された度数のレンズがあらかじめ入った老眼鏡で、購入してすぐに使えて手軽に入手できるメリットがあります。

ただ、既製の老眼鏡はレンズの光学中心(一番よく見える部分)が自分の目の位置にくるとは限りません。

メガネ屋さんで老眼鏡を作ると、その光学中心を自分の目の位置に合わせて視線がそこを通って一番見えやすくなるように作ってくれますが、既製品の老眼鏡は万人向けの商品ですのでレンズの光学中心は平均した“だいたいの位置”にしかこないのです。

また度数に関しても、左右同じ・限られた度数しかありません。自分の度数がわかっている人はいいですが、わからない人が試着して「これで見える」という感覚で購入してしまいがちです。

正しい度数をかけないと眼精疲労につながってしまい、却って度数の進行を早めてしまう恐れがあります。自分の度数が分からない人は既製品の老眼鏡を購入するのはやめましょう。

絶対的に使用してはいけないかと言うとそうではありませんが、長時間使用すると目の負担になりかねないので市役所で書類を書いたり少し近くを見たりする時だけ使用するのが望ましいです。

まとめ

老眼鏡をかけることは決して恥ずかしいことではありません。見栄を張って我慢してしまうとあなたの眼にとって良くないことばかりです。最近では老眼鏡はリーディンググラスと呼ばれることも多く、いろんなデザインのフレームで作成が可能です。メガネという新たなアイテムで少し自分をおしゃれに飾ってみるのも楽しいですよ!快適な見え方、あなたのためにも1歩踏み出してみてください!

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